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婦人科(内視鏡外科手術)は女性への心配りと安心・安全な治療

第一東和会病院は、婦人科常勤医を配置し診療を行っています。

婦人科では不妊の原因となる子宮筋腫、卵巣嚢腫などの子宮・卵巣疾患や、加齢による子宮脱、肛門脱、尿漏れなど婦人科疾患に対応する分野で、滋賀医大産婦人科学教室教授として数々の業績と多くの産婦人科医を世に送り出した野田洋一名誉教授をお迎えし、診察・治療にあたります。

内視鏡外科センターで行なっていた婦人科領域疾患の手術を、今まで以上により強固な態勢で臨めるようになりました。

もちろん婦人科で行なう手術の大半は、内視鏡外科手術で行ないますので手術あとが殆ど残らない女性に配慮した手術となっています。

婦人科で行う内視鏡外科の代表的な疾患

骨盤臓器脱・性器脱

正常な骨盤内臓器の位置と子宮脱、膀胱瘤の状態骨盤臓器脱という病気を耳にしたことがない女性は多いはずです。
しかしこの骨盤臓器脱という病気はとても身近な病気で、出産を経験した比較的高齢の女性に多い疾患です。欧米では50歳以上の女性の大半がなるといわれ、最近では尿漏れの原因としても注目されています。
骨盤臓器脱は膣内に内臓器が下垂し膣の内外に脱出した状態をいいます。
骨盤臓器とは子宮や膀胱、尿道、直腸などで、これら骨盤内にある臓器は骨盤の底の筋肉や靭帯の「骨盤底筋群」によって支えられていますが、この骨盤底筋群の緩みが原因で骨盤内臓器の位置が下がり、さらに進行すると膣内に落ち込み、膣から骨盤臓器が脱出してきてしまいます。脱出してくる臓器によって、膀胱瘤、子宮脱、尿道瘤、直腸瘤と呼びます。骨盤臓器脱は性器脱ともいいます。
先天的に骨盤底筋群が緩む場合もありますが、殆どの場合は妊娠や分娩、閉経後の女性ホルモン欠乏などが原因といわれています。

子宮脱

子宮が膣の中に落ち込んだ状態である子宮下垂がさらに進行し、膣から体外に脱出した状態が子宮脱です。子宮頸部の前後には膀胱や小腸・直腸があるので膀胱瘤や小直腸瘤を伴う場合もあります。

膀胱瘤、尿道瘤

膣の前側には膀胱と尿道があり、これらが骨盤底筋群の緩みが原因で腟に落ち込んでくるものを膀胱瘤、尿道瘤と呼びます。尿漏れと深く関係していることがあります。

小腸瘤、直腸瘤

子宮の後側にはダグラス窩と呼ばれる腹膜の窪みがあり、その後方に小腸や直腸があります。この窪みから小腸や直腸が膣の中に落ち込んだものが小腸瘤であり直腸瘤です。膣の後側の壁が瘤のようにふくれあがり、進行すると膣が裏返しになって体外に脱出してしまうことがあります。

治療方法

メッシュ症状がない場合は治療を行なう必要は少ないといわれていますが、尿漏れなどの症状がある場合は、治療が必要です。
軽度の尿漏れ、あるいは尿閉(排尿が出来ない場合)などには骨盤底筋訓練法で効果が現れますが、脱出した臓器を元に戻すことは期待できません。
骨盤臓器の下垂を防いだり修復するには、内視鏡下にメッシュを埋め込む手術やTVM手術などを行ないます。

メッシュ

ポリプロピレン単糸を素材としたメッシュ(右上写真)を用いて行ないます。外科の分野では鼠径ヘルニア手術に対して多く使用された実績があります。

TVM手術・TVT手術

骨盤底全体をメッシュでハンモック状に支え、臓器が膣から脱出してこないようにします。TVM手術は2000年にフランスの婦人科医によって開発された方法で、従来に比べ再発率が極めて低いと報告され現在では主流になっています。
TVM(Tension-free Vaginal Mesh)は骨盤臓器を無理に引き上げない状態でメッシュを膣内に入れるという意味です。メッシュテープを用いる場合はTVT(Tension-free Vaginal Tape)といいます。

手術方法については、婦人科医師と内視鏡外科センター医師が治療の際に詳しくご説明いたします。

詳しいお問い合わせは、第一東和会病院まで。

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